今年は年長さん。
アメリカでは年長から5年生までが小学校に通うことになるので、
年長だけど、ちょっと小学生気分も味わっているマリです。
でも不安なことがひとつ。それもかなり不安なこと。
それはマリのアレルギー。
日本に帰ってすぐにアレルギーの検査を早速受けました。(毎年している)
すると、アメリカに引っ越す前までは順調に軽快に向かっていたアレルギーが
またほとんどふりだしに戻ったかのように悪化していることがわかりました。
それはアレルギーの程度を示す数値のひとつであるIGEの値が500だったのが
1300まであがっていました。(幼児の正常値は20くらい)
これには本当にショック!!
原因の一つと考えられるのが去年通った幼稚園で出ていた給食。
お弁当を持たせることが出来ない幼稚園だったので担当の人ががんばりますと言うので
お願いしていましたが、不安は的中。ほぼ毎日吸入をしなければいけないほど、
ぜんそくの発作が起こっていました。
この給食担当の人、梨は大丈夫と言われたから梨を出していたようですが、
なんと缶詰のしかもパインとかも一緒に入っているコーンシロップ漬けの中から
梨だけを取り出してあげていたようです。これには絶句。
ああ、この人はアレルギーを理解できていないと思いがっかりしました。
しかも、マリの周りで牛乳や小麦粉のパンを食い散らかす周りの園児たちによって
アレルゲンを吸い込んだり、接触したことにより、アレルギーはより悪化したようです。
けれど、私たちもアメリカに来てから油断していたことが多くあり、
これからはまた気を引き締め直してマリのアレルギーを少しでもよくしていこうと
決意してまたアメリカに戻りました。
というわけで、新しい幼稚園でのランチはマリだけ別室で、ということになりました。
しかし、この幼稚園ではピーナッツバターも給食で出されるようで、
ピーナッツのアナフィラキシーショックはとても恐ろしく、大人でも死に至るほど。
マリはこのピーナッツのアレルギーも悪化していました。
マリの周りでピーナッツを食べることは大変危険なことなのです。
学校ではピーナッツを出すのをやめないのでマリが逃げ続けるしかないのです。
(もしピーナッツをやめてほしいと訴えたら、他の親たちから抗議が殺到するらしい。)
幼稚園に通って一週間がたちましたが、毎日のように放課後は吸入をしています。
別室でランチをとっても、その後は他の子供たちと合流して、
服や手や顔に小麦粉や乳やピーナッツをつけた子供たちと過ごしているからなのか
それともマリが初めての学校で緊張しているからなのか
原因が分からず、迎えにいくと必ず苦しそうな咳をしながら、
「早く、吸入したい!!」と訴えてきます。
こんな幼稚園生活が続けば、間違いなく更にアレルギーは悪化するばかりです。
今現在、アレルギーが悪化しているため、
ちょっとしたことでぜんそく発作が起こっている気がします。
時にはじんましんも。
アメリカに来てよくなってきたのはダニアレルギーのみ。
この小麦大国でピーナッツバターの国で本当にマリは健康に生きていけるのかな。
とにかく、またスタートにもどってしまったアレルギーとの闘いですが、
これから新しい気持ちで頑張らないとです。