午前8時がチェックインの時間でした。
全身麻酔での手術のため、最後の離乳食は午前1時、最後の母乳は3時半には終了。
その後は何も口にしていないタク。
もちろん機嫌が悪く、病院についてからはギャン泣き状態でした。
お腹がすいたあああと言っているところ |
その状態のままだと大変なので薬を飲まされ、
すると目はトローンとし、うつろな状態になっていき(ちょっと怖かった!!)
そのまま麻酔の先生にお願いしますとタクを託しました。
その後はもうタクには会えないのですが、
看護士が細かく状況を携帯で教えてくれたので不安にはならずに済みました。
この子供病院には深刻な病気を持つ子供達が集まるので、
待合室では泣いているお母さんの姿もあり、胸が痛みました。
その後、タクを送ってから30分ほどで手術が始まったとの連絡が入り、
私たちは交代で昼食をとりに行きました。
(どちらかの親が待合室にいるというきまりがあったので)
手術の予定時間は3時間でした。
内容は背中の骨、脊髄の膜を切開して膜に癒着をしている脊髄を解放。
それから、神経に絡み付く脂肪腫をレーザーで神経に当らないように縮小。
待つこと1時間半。
電話連絡でもう傷口を閉じていますとのこと。はやーい!!
数十分後には執刀医のS先生が来て、もう完璧な手術でしたよ!!とのこと。
脂肪腫も予想よりも小さかったし、神経にダメージもなかったそうです。
なので、心配されていた下半身への障害もまったくないと言われました☆
ああ、よかった。本当によかったねえ。
とパパと胸を撫で下ろしていたら看護士が来て、
タクの寝ているところに(麻酔がきれておらず)案内されました。
傷口をみたら、まるで野球の硬式ボールのように縫い合わされていました。
とってもとっても痛そうでしたが、本人はぐっすり眠っていて、
何をしても目覚めず、麻酔のちからはすごいとあらためて思いました。
ああ、とにかく本当に手術が成功したことに感謝感謝でした。
S先生、本当にありがとうございます。
ところで手術は多くの学生にも公開されたのだそうです。(録画もされていた)
パパはそのビデオが見たいなあと言っていました。(私は無理)
ともかく、これからさらにS先生のような技術を持つ先生が育てばいいなあと
手術が終わって気持ちにも余裕が出てきた私は考えていました。
この手術に際して、いろいろな方達からお手紙や、メールをいただきました。
どんなに心強かったことか!!
ありがとうございました。
さて、これからタクは麻酔から目覚めどうなるのか不安と緊張の中、
ドキドキの入院生活に入ったのでした。