すっかり秋らしくなってきて、リンゴがおいしい季節になってきました。
岩手にいたときもリンゴを楽しみにしてきました。
でもマリのアレルギーを悪化させる原因ともなる農薬。これがリンゴを食べるときに
心配されることでした。そこでなるべく有機栽培と書かれたものを買っていました。
が、作っている人に聞いたら、農薬はやっぱり最低限使っているとのこと。
直接農薬をリンゴにかけるので、皮はぶ厚くむき、芯もたくさん残して食べていました。
以前、日本のリンゴの木は品種改良を重ねてきているので、とても弱く、
農薬なしには育たないのだと聞いたことがあります。そんな中で日本で何年も苦労して
無農薬のリンゴ栽培に成功された方がいます。その方は財産もなげうってまで頑張った
ようで、本も出しています。そして、今ではそのリンゴは国内外からの問い合わせが
殺到しているのだということです。その本のタイトルは「奇跡のリンゴ」。
そうかあ、無農薬のリンゴって本当に育てるのが大変なんだあ、じゃ多少は
農薬が入っていても仕方ないかと思ってました。
ところがグランパ&グラミーのうちの畑にはその無農薬のリンゴの木が何本も
生えていて、リンゴがぎっしり実っています。しかもその栽培方針は放っておくこと。
なので、実らない年もあるようです。でもその場でリンゴを食べて、芯をその辺に
投げ続けていたら、そこにもリンゴの木が生えてきたりしたらしく、
あちこちにリンゴの木があります。まさしく奇跡のリンゴ?
品種改良とかしていないので、どんな環境の中でも育つのでしょう。
味も日本のリンゴに負けず劣らずおいしいです。ただし、虫がリンゴの中に
住んでいたりするので気をつけないといけません。
今年はなんともどっさり収穫できたので、アップルソースを作ることにしました。
このソース、本当にまろやかでおいしいソースになるんです。私は豆乳と一緒に
食べたり、パンケーキにのせて食べるのが好きです。
箱からあふれそうなほどのリンゴを取ってきて、ソース作りです。
無農薬なので、皮も芯も取らずに煮て、分離器にかけるとソースの完成です。
分離器はトマトソースの時にも使った、皮とジュースを分けてくれる手動のマシン。
さて、このソースですが、皮の色も少し入っているのかほんのりピンク色で
とってもきれいな色をしています。
そして、いつものように瓶に詰めて、できあがり!!
なんとこの日できたソースは全部で20本以上でした。まだまだリンゴがあるので、
これからアップルサイダーというジュースをつくったりして使うのだそうです。
ここにきて、手に入らず恋しい食材もある一方で、こんな奇跡のリンゴも
手に入る私たちは幸せだなあと思いました。
皮ごとかぶりつける幸せ。ありがとう。