2012年3月2日金曜日

入院日記 〜看護士〜

無事に手術を終えたタク。

先生から言われたことは、入院予定の2日間は

背面をまっすぐの状態に保ち続けること、

つまりおすわりの姿勢などはさせないということです。

48時間その状態で安静に寝かせていたら、

切開した骨と髄膜はほとんど閉じるのでその後は動いても大丈夫なのだそうです。

でも、どうやって?と不安で仕方ありませんでした。

絶対に動きたいって泣いたりすると思っていました。

入院中は裸でした。

ところが、手術後の傷は2日間は特にも痛くてたまらないので

強い痛み止めの薬を使っていました。(モルヒネ系!!麻薬系!!!)

とっても強い薬のため、やはりタクはずっと眠たそうなだるそうな感じ。


術後初の飲み物、蒸留水

授乳もしてみたけれど、そんなに飲むこともなくまた寝てしまうのです。

そんなだから、私のおっぱいはパンパンの状態になってこのままじゃ

乳腺炎になりそうなほどに固まり始めていました。

それを悟ってくれた看護士が搾乳器と使い捨て哺乳瓶を持ってきてくれました。

さらに、この看護士は次々と私たちに必要な身の回りのもの

タクのおむつ、おしりふき、タオル、飲み水、スープ、トーストなどなど、

どんどん持ってきてくれたのです。

そう、ここの看護士はタクを看護するだけではなく、

タクに必要なミルクを作り出す私のこともケアしてくれたのです。

また、少しでも疑問に思ったこと、些細な心配事もよく聞いてくれて

とても良い印象を受けました。

それが、最初の看護士だけでなく、全ての看護士がそうなのです。

ところで、数年前に日本でマリが入院したときのこと。

小さいサークルベッドでマリと添い寝をしながらの看病でした。

あの時も寝不足でへとへとになったのを覚えています。

これがちょっとしたトラウマみたいになっていて不安でいっぱいでした。

今回もきついだろうなあ、

私たちはどのくらい眠ることができるかなあとパパとも話していました。

ところが、親用のベッドがちゃんとついていたし、

看護士が2時間おきに来てくれて、私たちを起こすこともなく

泣きまくるタクが泣き止み、眠るまでずっと見ていてくれました。

しかも寝ているタクを起こさないようにどの看護士も静かに部屋に入り、

静かに出て行くので私たちはなんと普段よりもゆっくりと寝られたのです。

この病院は重篤な子供達が集中する病院なので、看護士達は本当に忙しそうで、

呼んでもなかなか来てくれないこともありましたが、

いつも優しく笑顔で応対してくれてとても感謝しています。


入院2日目 笑顔がではじめました。

その看護士達のおかげで私たちはそんなに疲れることもなく、

たまに目を覚ますタクとゆっくり遊んだりしながら過ごしたのです。

この子供病院で過ごしながら、看護士に限らず、様々なところで

この病院の質の高さがうかがえました。

2 件のコメント:

  1. 手術・入院をするだけで家族は不安だから
    病院のそんなホスピタリティに感謝だね。
    安心して入院生活が送れてるみたいでよかった。
    何よりタクくんの笑顔をみてほっとしたよ。

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  2. pipukoさん。
    本当にこの病院のスタッフには感謝だよ。
    後からアンケートの電話がかかってきたんだけど、
    待たされることもあったけど、そんなことが気にならないくらい
    すばらしい看護をしてくれました。
    と答えてたよ。パパが。

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