2013年1月8日火曜日

みんなの誕生日

マリが幼稚園に通い始めて3ヶ月が過ぎました。

3ヶ月が経って、ひとつ気がついたことがあります。

それはみんなの誕生日。

こちらでは誰かの誕生日にはその親がケーキを教室に持ってきて他の子供たちに

ケーキをふるまい、誕生日をみんなで祝うということがあります。

マリのクラスで最初のクラスメートの誕生日、その子の親がケーキを持ってきました。

教室でケーキを食べることになったので、マリは1人別室に移されました。

そしてみんながケーキを食べ終わった後で、教室に戻されたのです。

この話を聞いて私もパパもマリがかわいそうになり涙が出そうでした。

だって、これからあと20数回こんなことが教室であるのかと考えたら、、もう。

そして、このケーキのイベントを自粛してほしいと訴えることも考えましたが、

それをすれば、他の保護者からの抗議が殺到するらしいので諦めました。

せめて、これからあるクラスメートの誕生日がわかったら、その日にマリには

私たちがケーキを作って持たせてあげられるんだけどなあと思っていました。

やがて次のお友達の誕生日が来ました。でも幸いにケーキは出されませんでした。

代わりにシールをみんなに配ってくれて、マリは別室に行くことはありませんでした。

そして、その次の子の誕生日も次の子の誕生日にもケーキが登場することはなく、

その代わりに文房具やちょっとしたおもちゃを配り、みんなでお祝いをしていました。

こういうスタイルもあるのか〜、助かるなあと思っていましたが、

実はそれはクラスの保護者がマリにアレルギーがあると聞いていたからだったのでした。

先生がアレルギーがひどい子供がいるという話をしてくれたようです。

それでなのか誕生日にケーキを持ってくる人はほとんどいない気がします。

今日もクラスで誕生会があり、今回はお菓子が出されたようでした。

でもそのお菓子を食べられないマリには別におもちゃを用意してくれていたのです。



衝撃で光ります
























アメリカに来て、マリのアレルギーとマリがしているアレルギー対策を

周囲の人に理解してもらうのは本当に難しいことだとずっと思っていました。

昨年マリを幼稚園に通わせながら何度も何度もそう感じていました。

でも今のクラスの保護者たちはマリのアレルギーを理解してくれているようです。

誕生日のイベントにマリも参加できるようにとの配慮をしてくれているのです。

この事実を知って、本当に感謝の気持ちでいっぱいになったと同時に、

いつも吸入しなければいけないのは確かに不安でどうして?と思ってしまうけれど、

それでも、いい学校、いいクラスに今マリはいるんだと思えるようになりました。

私も悲観的にならず、できることを頑張ろう〜。



4 件のコメント:

  1. 素敵なおはなし(涙)
    涙がちょちょぎれそうになったよ。
    ほっこりしたー。

    そしてそして、ママ、お誕生日おめでとう!!
    こっちは0時すぎたよ〜o(≧▽≦)o
    またまた、素敵な1年になりますように。

    ちっか

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    1. ありがとう!!!
      今年でビンポーから脱出できるので
      パパが就職できたらの話だけど、
      いろいろとまたステキなことがあればいいなあ。

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  2. いや~ほんまいい話やん
    ちょっとポロポロきちゃったよ
    確かに別室でお祝いもできないって可哀想すぎるもんな~

    エリコス

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    1. 本当にいい親たちだよね。
      ケーキを持ってくる人もいるけれど、
      マリのこともしっかり考えてくれているというのが
      嬉しいよね。
      ありがたいことだよ。
      どこかでお返しが出来たらいいなって思ってるよ。

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